関節炎対策サプリメント
ここまでに生活様式に工夫を加えて「生活環境の改善」、そして適度な運動で「生活習慣の改善」、さらにサポーターなどを利用した「患部の保護・保温」などに関して述べてきました。先にもちょっと触れてきましたが、ここで体の内側から関節炎を癒すサプリメントに関してもう一度お話したいと思います。
適切なサプリメント
関節炎に最も適切なサプリメントとは、グルコサミンとコンドロイチンの含有量が充分で、さらに痛みに効いて副作用のないMSMが配合されたものです。
関節痛も症状がひどくなると、寝たきりの生活になる可能性があります。ご高齢であればあっと言う間に症状が進行してしまうので、特に注意が必要です。ご家族やお友達など、周りの人達が日頃から注意していてあげることが大切です。
市場には本当に多くメーカーが「関節痛に悩んでいる高齢者を獲物の如く獲得しようと」あらゆる方法を使ってアプローチしています。グルコサミンやコンドロイチンのテレビ宣伝では、有名人や笑顔のご老人が「このサプリメントでこんなに歩けるようになりました」と宣伝しています。痛みに悩む消費者は、藁をも掴む思いで、含有量の確認など頭をかすめることもなく購入してしまうケースが続出しています。実は私もそうでした…。まさにメーカーの思う壺でだったのです。
商売根性の底辺になると、一か月分1,000円などと言う質の悪いグルコサミン コンドロイチン格安サプリメントを弱者に売りつけようとしてきます。例えば年金で生活されてる高齢者であれば、この値段に釣られて購入されてしまうようなことが容易に想像できます。
含有量がしっかり明記されているサプリメントを選ぶことがとても重要です。
例えば「サメ軟骨1,200mg (コンドロイチン含有)」と言いつつ、実はコンドロイチンの含有量は明記していないメーカーがあります。これを見て「コンドロイチンの含有量が1,200mg」と勘違いされる方も多くいらっしゃるでしょう。実際のコンドロイチン含有量はその10%-15%と言われています。
不信を抱かざるをえないメーカーがたくさんあります!
- グルコサミン コンドロイチン高含有と宣伝し、実際の含有量を明らかにしていないメーカー
- 他社商品と比べてくださいと言いつつ、グルコサミン コンドロイチンの含有量が自社商品より少ない他社商品とだけ比較しているメーカー
- ヒアルロン酸やコラーゲンなど、あたかも軟骨そのものを想像させる映像で正しい判断を鈍らせるメーカー
大手メーカーだからと言って、安心してサプリメントを購入してはいけません。必ず成分の含有量を確認するようにしましょう。関節炎の痛みに悩む高齢者がメーカーの餌食にならないためには、ご家族、友人、ケアサービスの方など、周りの人達が見守ってあげることが大切です。
以下に満たない成分含有量では、関節炎に殆ど効果が無いことが臨床実験で証明されています。
- 800mgのN-アセチルグルコサミン グルコミサンの種類を参照
- 800mgのコンドロイチン
- 500mgのMSM
お手持ちの関節炎サプリメントがあれば、さっそく上記成分の含有量が上記以上か確認してみましょう。
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